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浮き草旅ライターゆきんこ

あっちこっちふらふら浮き草のごとく細々と大胆に?!旅する三十路越えライターの海外国内レア情報♪

我が師匠のお父様が永眠された。師匠といってもライターの師匠とかではなくて、高校時代、缶コーヒーを自転車に乗りながらどうやったらうまく飲めるか?とか、ギアチェンジのない自転車でどうやってスピードを出すかとか、学生時代にありがちな、生きていくうえで何の必要のないものだけれども、おもしろいことを教えてくれた師匠。

小学校から高校までずっと同じソフトボール部に所属し、まあ、仲良くしていた師匠だが、師匠ともどもお世話になっていたのが、お父さん。

お菓子屋さんを経営していて、いつもほんのり香ばしい香りがしていたおじさんは、ソフトボール部の試合などになると張り切って応援にきて、荷物運びもしてくれた元気印だった。

中学時代の話なのだが、おじさんに大いに助けられたことをちょっとここに残しておきたい。

学校から試合会場までは自転車で行ったり、マイクロバスで行くことが多いが、この日は、父兄の車にみんな分散して乗車し、移動することになった。今だったら、一人で悠々自適に行きたいと思うけど、あの当時はやっぱり友達とわいわいしながら行きたい。で、何で出遅れたか、ゆきんこが部室の前にいったときはもうみんな車に乗って出発を待つばかり。

一つの車に掛けより

「空いてる?」と聞くも満車。

はて、一人ぽつんと残されたゆきんこは、悲しいようなさみしいようないたたまれない気持ちになり、しかも、レギュラーじゃないから、別に行かなくてもいいんじゃ?と一人ふてくされていたら、おじさんが

「お!ゆきんこ~俺のスーパーカーに乗っていくか!」


と声をかけてきた。ちなみに、おじさんの車はKワゴンで、スーパーカーではない。しかも、バットとかボールとか備品をたんまりとのせて、もう乗るスペースもぎりぎりといったところ。

でも、でも、乗るしかない!

ということで、不本意ながら一人乗り込む。

車中も、別にいじめられて乗れなかったわけでもないのに、一人でいることにわびしさを感じて、しょぼ~んとしていたら、運転しながら、いつも差し入れで持ってきてくれるたまごパンをくれた。

「今日のは、うんまいぞ!試合に出るかもしれないんだから、力つけておかんとな!ゆきんこは足も速いし、代打もあるかもだぞ!」

たまごぱん・・・いつもと同じ味だったけど、なんかうまかった。そして、ほんのり涙が出た。そして、書いている今も涙が出てきた・・・

スーパーカーは勢いよく、走り続け、試合会場には一番乗り!ある意味、本当にスーパーカーだった。その頃には、単純志向ゆきんこは、元気を取り戻し、みんながくるまでバットやらボールをおじさんと一緒に運びだし準備万端!合流したのだった。

結局、試合に出ることもなく、代打の気配もなく、行かなくてもいい感じだったが、あの日のスーパーカーが、ゆきんこの中学時代の思い出として、色濃く残っている。

楽しい思い出よりも、さみしかったり、苦しかったりした思い出って残るものなんだよね。

高校時代は、なぜか2年生からレギュラーになってバリバリ試合に出たけれども、おじさんも引き続き、いつものたまごぱんや壊れせんべいをもって応援しにきてくれた。

赤ら顔をさらにくしゃくしゃにして笑い、「それいけ~、ワンナウト~」と誰よりも大きい声を出して応援してくれていた。もちろん、自分の愛娘、師匠がバッターボックスに入ったときなんて、うるさいのなんの(笑)

高校卒業してから、1回会ったかな~てくらいずっとあってなかったけど、あの赤ら顔で「おれのスーパーカー乗るか?」は今でも鮮明に思い出せる。

昔も今もこれからも、あたしにとってのスーパーカーは師匠の家のワゴンなのである。

おじさん、あのとき、スーパーカーに乗せてくれてありがとう!

そして、ご冥福をお祈りいたします。

ゆきんこ
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いい話!
ゆきんこの特別な思い出だね。

おじさんは我らに愛情たっぷり、
いつも元気で笑顔だったな。
そんな大人になれるよう、
私もがんばります、おじさん。

2017.11.20 15:07 URL | スゥ #- [ 編集 ]

スーパーカーはほんとよく覚えている。
ちなみに師匠は別の車に乗ってたけどね~w
あんなに笑顔で元気いっぱいに
われらを見守ってくれたおじさん。
あたしも見習うばかり!
今度はわれらが恩返しする番だ!!!

2017.11.23 19:37 URL | 浮き草ライターゆきんこ #- [ 編集 ]












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